2021年4月28日、日本スポーツ界も大注目のニュースが英紙フィナンシャル・タイムズによって発表されました!

日本政府はサッカーと野球のスポーツ賭博の合法化に向け検討を開始した。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が事情に詳しい匿名の関係者2人を引用して報じた。同紙によると、合法化された場合、サッカーと野球を合わせて推定年間650億ドル(約7兆1000億円)強の規模のスポーツ賭博市場が誕生する見通し。プロ野球のスポーツ賭博は2024年にも解禁される可能性があり、既に一部合法化されているJリーグのスポーツ賭博の完全解禁も24年に実現し得るとした。FTは事情に詳しい関係者の話として、スポーツ賭博への反対意見は新型コロナウイルス禍でプロスポーツ界が被った経済的打撃などで弱まったと伝えた。
英紙フィナンシャル・タイムズ
日本でスポーツギャンブル(賭博)が合法に!?
そもそも日本のギャンブル業界はどういう仕組みなのでしょうか。
日本で認められているギャンブルは「公営競技」として開催される競馬・競艇・競輪・オートレースの4つであり、さらにTOTOやロトなどの「公営くじ」があります。また、「遊戯」と位置付けられる合法か違法か言い切れない、パチンコやスロットなどがあり、それ以外の賭博は法律で禁止されています。

そして、オリンピック開催を目前に控え、今回話題になっているのは「スポーツギャンブル(スポーツ賭博)」というもの。
なんと日本政府が、サッカーと野球のスポーツギャンブル合法化を検討しているというのです。
関係者が匿名であることから確実な情報なのかはまだ分かりませんが、英紙フィナンシャルタイムズはとても信頼性の高いメディアであることから、おそらく政府の方向性として間違いない流れでしょう。

コロナ渦で資金繰りに苦慮しているスポーツ業界にとっては朗報であり、しかしながらスポーツギャンブルによって生じる八百長やギャンブル依存など多くの問題も心配されており、既にSNS等では賛否両論が湧きおこっています。
日本と海外のギャンブル事情
日本と海外のギャンブル事情をみていきましょう。
日本のギャンブル事情
日本人にはあまり知られていませんが、日本のギャンブル市場規模は2020年の段階で約20兆円以上と、超巨大市場であり、世界でもトップクラスのギャンブル大国ともいわれています。

そんなギャンブル大国の日本ですが先ほど解説した「公営ギャンブル」以外のものは違法であり、巨大市場ではあるものの、なかなか企業や会社が新規参入できるものではありませんでした。
一時期はカジノ解禁がかなり話題になりましたが、コロナウイルスが流行し、日本のギャンブル業界も勢いを止めていました。
その状況の中、勢いをつけてきているのが、「オンラインカジノ」です。
海外に拠点を置くオンラインゲーミング会社が運営するサイトでカジノを楽しむことが流行し始め、現在は100万人以上の日本人ユーザーがオンラインカジノを利用しているといわれています。

海外を拠点に運営されているオンラインカジノの利用を制限する法律は存在しないことから、日本という巨大市場への参入を目指す業者は増え続け、日本人ユーザーも増え続けています。
さらにここにきてスポーツギャンブル解禁の話題が出てくることとなり、ギャンブル業界だけでなくスポーツ業界も大注目することとなりました。
海外のギャンブル事情
海外、特に欧米ではスポーツギャンブル(賭博)はひとつの文化として根付いており、賭けを楽しめるバーや店舗が町中にあるなど、合法的に身近に楽しめるものとなっています。

コロナ渦の中、欧米でもギャンブルの楽しみ方に変化が訪れ、家にいながら楽しめる「オンラインカジノ」の利用者が爆発的に増えることとなりました。
スポーツギャンブル(賭博)と「ブックメーカー」
スロットやカードゲームなどを提供するオンラインカジノに対して、スポーツへの賭けを提供する業者をブックメーカーといいます。

スポーツギャンブル(賭博)は世界中に数千社はあるといわれるブックメーカーが提供しており、スポーツギャンブルを楽しみたいユーザーはブックメーカーに登録してスポーツへの賭け(スポーツベッティングともいわれる)を行っています。
問題山積みではあるものの、日本のギャンブル業界は大きな変革を起こすのか!スポーツ好きやギャンブル好きにとっては今から待ち遠しい限りです!
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